母であるということは・・・・
自分の不甲斐なさを受け止めること。
自分のエゴを思い知ること。
身勝手で子供じみた自分にがっかりすること。
世間の理不尽や矛盾や歪み・・・、
大人の愚かさに翻弄されながらも
それらと共存して生きていくこと。
母という生きものになると、
我が子の喜怒哀楽が
そのまんま自分に負い迫るようになる。
一人の人間としての自分には
本当は関係ないはずのところで、
まったくなさけないことに、
自分のこと以上に悲しくなったり、腹が立ったり、
そして嬉しくなってしまう。
これはなんなんだ!
いまだどこかで、へその緒がつながっているの?
そしてそういう感情や体験。
そのひとつひとつが、
不甲斐ない自分を猛烈に育んでくれる。
母を生きることは
無条件に相手や自分を大切に思える、
愛にあふれた自分と出会う旅。
自らの未熟さに、
がっかりする時もある。
感情むき出しになる自分。
気分で怒鳴りちらす自分。
そんな、大嫌いな自分を責め、
そんな自らにますます落ち込む・・
それを何度も何度も繰り返し、
自分と向かいあう。
こんなはずじゃなかったのに!
・・ほんとうに
母という仕事ほど、
自分をがっかりさせるものはなく、
その一方で、
これほどまでに自分を成長させ、
自分を喜ばせる仕事は、そうそうないと思う。
母であること・・・
母という職業はこの地上で最高の仕事のひとつ。
だから、どんなに未熟でも、
どんなにエゴまみれでも、
身勝手でも、子供じみていても、
そんな自分を認め受け入れて、
そんな自分を諦めて、
そんな自分のまんまで、
誇りをもって、楽しみながら、
精進しながら務めさせていただこうと思う。
・・・・・・・・・・・・・
こんにちは冨永のむ子です。
昨日は次男のサッカーの試合で、
三浦方面まで向かいました。
次男にとって大きな大会だったようで、
毎日の食卓で必ず話題に出ていた大会
本人も自主練に励んでいました
が・・・空回りしたのか、まさかの一回戦敗退。
試合前に私や夫を含めた保護者たちはみんな
自分のこと以上にドキドキし、
試合が終わると
泣いている子供たち以上に、がっくりして肩を落とす・・。
ほんと、我が子のことって、
自分のこと以上に想いが強くなる。
自分が何もできないのが歯がゆいのか。
期待が大きくなりすぎるのか、
きっとその両方
自分がやったらできないくせに、
えらそうに指導してみたり、
時には頭に血がのぼって腹が立ったり。
他人ごとだとこれほどまでに
我を忘れることはないのにね・・・。
でもその一方で、
子供は小さくても一人の独立した人間、
人格を持った独立した存在。
神様からのお預かりもの。
(授かりものじゃなく)。
だから自分の持ち物じゃない。
自分に最も近い、
自分以外の一つの人格を持った命。
だから自分のもののように扱ってはならないし
自分の思い通りにしようとしてはならないし、
しても無駄だし。
でもどうしても、母は我が子のこととなると
我を忘れがち・・・
本能が目に見えない「へその緒」を感じるんだろうね。
でも、そうなるってことは、
それはつまり、
目に見えるへその緒を切り取って、
母親になった瞬間に、
自分とそれ以外の
命の境界線を
しっかりと引くというレッスンがはじまるってこと。
だから我が子って、どんな子供であっても、
お母さんの魂の師匠でもあるの。
・・
必要以上に出来不出来を心配したり、
必要以上に先回りしたり、
必要以上にモノや教育を与えてすぎたり、
可愛い、と可哀そう、をはき違えたり、
母ってほんとに愚かだから、
うっかりすると、
自分が子供を思う気持ちに溺れがち。
私もほんとそう・・・
それはきっと母という生き物の性(さが)。
そして、
母という生き物にそういう特徴があるってことは
母になった人は
子供の命そのものを信頼し
尊重するレッスン、
無条件の愛ってどういうものか、
を体現するレッスン
を
今回楽しむって決めている魂なんです。
だから、
子育てがしんどくなったり、
ついつい感情的になってしまったり、
我が子の扱いにてこずっていたり、
子育てに自信がないお母さん。
自信がなくって当然なんだよ。
むしろそれがまとも。
開き直って、日々の子育てを通して、
自分を育てることを楽しもうって決めてください。
あ、ちなみに、
母という職業だけが素晴らしくて、
女性みんなが母にならなければダメと
言ってるんじゃないよ。
あくまで魂が
母になるという体験を通して
受けるべきレッスンを決めているかどうかです。
そして必ずしも出産しなければ
それができないってことでもありませんので、
そこは誤解なきように。
血のつながりがすべてではないから。
魂のへその緒がつながっている関係もあるから。
・・・というわけで、また。
お読みくださってありがとうございます。
感謝をこめて
母である方も、そうでない方も
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次回のグループセッションのテーマは、家族(子育て・親子関係です)
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