こんにちは冨永浩志です。
あなたはいま、
ご自身の死というものを意識していますか?
命が途絶えることを、
いつもいつも考えて生きていますでしょうか?
人は、普段自分の死を意識していません。
でも、その一方で、
いつ死ぬか分からないが、必ず死ぬのだ、
ということを何となく頭では理解しています。
仮に、
あと半年で死を迎えるということが分かっていたら、
あなたは半年間をどう過ごしますか・・・。
そして、
ご自分の死の瞬間を少しイメージしてみてください。
天に召される間際にあなたは、
「生まれ変わったら、もう一度同じ人生を歩みたい」
と思うでしょうか。
あるいは、
「生まれ変わったら、別の人生を歩み直したい」
と思うでしょうか?
今のあなたでそのまま生きた時、あなたはどちらでしょうか?
そして、どちらが幸せでしょうか?
「生まれ変わったら、また同じ人生を歩みたい」と、堂々と言える人は幸せなのかもしれません。
幸せは、未来や、外に求めるものではありません。
何かを得たら幸せになれるわけでもありません。
大切なのは、
今この瞬間のすでにある幸せを感じられるかどうかです。
そして、
今この瞬間に幸せを感じられるようになればなるほど、
その状態が増していくようになります。
そして、やがて、
使命で生きていけるようになります。
そうやって生きていくことができたら、
人生最後の日に、また同じ人生を歩みたいと言えるのかもしれません。
肉体の自分が、思考にあまりつかまらず、内なる自分とつながっていると、
それは、宇宙とも分離していないワンネスの状態なので、
じたばたせずに、死に対しての恐れがないのかもしれません。
でも、
もしもあなたが、
「生まれ変わったら、別の人生を歩み直したい」と思うとしたら・・・、
それは知らず知らずに
世間の常識で生きてしまったことからくるのかもしれません。
生活や世間体を気にして、
やりたい事は別にあるのに踏み出せない。
枠の中にいて、レールに乗り、いい学校、いい会社に入って出世する
あなたがそれをよし、とするのは、
「それが幸せだから」と、
教わってきたからではないでしょうか。
それは、常に競争して、人と比べて、
自分に優劣をつけるている状態です。
他人より多く稼ぎたい、好かれたい、など、
何かに価値をおき、常に競争して人と比べ、
負けたら自分に劣をつけるている状態です。
自分に劣をつけると自分がしんどくなります。
知らず知らずに自分を否定している。
あなたはいつまで、そうやって、死ぬまで競争していますか?
競争してもいいのですが、その先に幸せはありません。
「あぁ、競争に勝てて良かったな。幸せだな」
死に際してまで、そんなふうに競争に勝てて良い人生だったと思う人は少ないでしょう。
競争に勝つことができ、お金持ちになった人。=一見成功したように見えますが、
成功したところで幸せでは無いケースの人もたくさんいます。
あなたはそれでもいいですか?
・・・
肉体の自分は、知らない内に、思考につかまっているのです。
そして、問題が発生すると、自動的に思考が物語をつむぎ始めます。
過去を後悔し、未来に不安を感じていて、人生は苦しいばかり。
そうやって、死に際して、ままならなかった人生をもう一度やり直したいと思うかもしれません。
もしも仮に、後半年で死を迎えるということが分かっていたら、
あなたは半年間をどう過ごしますか・・・。
競争、勝ち負け、人と比べるとか、どうでもいいと思いませんか。
「成功したい」「金持ちになりたい」と思うでしょうか
世間の目が気になるでしょうか
エゴは抜けて、他の人のために躊躇していた本当にやりたい事に進んでいるかもしれません。
感じるままに一歩を踏み出し動いてみると、
視界が変わってきて、応援されている感じになってきます。
家族や大切な友人と過ごし、旅先などで、花や景色に感動するかもしれません。
感覚が今までとはあきらかに違ってきます。
時の大切さを実感すると思います。
本当にやりたい事しかしないと思えるようになります。
そうやって一瞬一瞬を大切にしていると、段々幸せな感覚になってきます。
人生最後の満月だとすれば、その満月ははどう見えるでしょうか?
最後の晩餐だと、どう感じるでしょう。
ワインや料理はどんな味がするでしょうか?
研ぎ澄まされた右脳優位の感覚で、
「きれいだなあ。」「美味しいなあ。」と感動していると思います。
それは内なる自分と繋がっている状態です。
その時に、
「幸せは得るものではない、すでにあるのだ」、という事にに気づくはずです。
過去にも未来にもいかない。
今を生ききること。
それが大切なのです。
いかがでしょうか?
それでは最後に
少し心を落ち着けて瞑想し、
内なる自分と向き合ってみましょう。
そして、静かになった心で、
以下のような問いを自分に投げてみてください。
・◯◯年後、この世を旅立つ瞬間、あなたはどんな想いでいるでしょうか?
・半年後に死ぬということがはっきりと分かっていたとしたら、これからの半年をどう過ごしますか?
迷った時、思考で無理に答えを導き出すのを止めて、内なる自分と会話をしてみましょう。
ふと問いを投げかけてみましょう。
すぐにではないかもしれませんが、
どこかのタイミングで閃きという形で答えがふっと湧いてきます。
本当にやるべき事が見えてくるかもしれません。
過去にも未来にも行かずに、一瞬一瞬を大切に今を生ききろうと思うかもしれません。
・・・
あなたは残りの人生、ただ過ごすか。
生ききるか。どちらを選びたいでしょうか。
仮に半年後に死ぬという心構えはできましたか?
心構えができたら下記の3点に気をつけて生きていくと、人生に変化が訪れてくるでしょう。
「人と比べるのはやめて、優劣はつけない。今の自分に十分OKをする。」
「思考がでてきたなと感じた時、ただ観てみる。気づいてみる。」
「本来はあった、この瞬間の静けさ、心地よさ、幸せ、完璧さを感じてみる。」
内なる自分の声に、静かに耳を傾けてみてくださいね。
それでは本日はここまでです。
お読みくださってありがとうございます。
よろしければぜひおいでくださいね。
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