こんにちは 冨永浩志です。
今日は、真の引き寄せと、思考の存在について、と題して、
思考が自分をどう支配しているか、
そして、その思考との付き合い方などについてお話ししたいと思います。
人間（肉体の自分）は本来、
「内なる自分」、
「本当の自分」と繋がっているはずなのですが、
現実的に、日常生活を生きていく上で、
肉体の自分は、普段「思考（エゴ）」に
つかまり繋がりがちで、
知らず知らずに思考に支配され、
その考えに基づき行動してしまいがちです。
なぜそうなるのかを、少し考えていきましょう。
思考は肉体の自分に向かってこうささやきかけます。
（１）「もっと幸せ（富、成功）を追い求めなさい」
（２）「自分を変えなさい」
（３）「ほら、こっちを選んでおけば良かったのに」と・・。
このささやきによって、
どういう現象が起きていくのかを、一つずつ見ていきますね。
まず
（１）「もっと幸せ（富、成功）を追い求めなさい」
についてですが、
思考（エゴ）はいつもいつも
「もっと幸せ（富、成功）を追い求めなさい」と
肉体の自分君に語りかけてきます。
その声に応えようと、
肉体の自分君は、成功しよう、富を得ようと、自力で必死で頑張るのです。
けれど、その声に応えていったとして、
望んだ結果を成し遂げたとしても、
一時的な達成感を感じることはあるかもしれませんが、
真に幸せな感覚を味わうことはできません。
それよりも、他の更に成功している人を見て、
「もっと上を目指せば幸せになれるかもしれない。もっと富を。」と、
あがき続ける事になります。
今に幸せが無いから、
未来に幸せを追い求めようとする。
そうすることによって、
「今の自分は幸せでは無い」という状態が未来に投影され、
その状況が引き寄せられてくるのです。
肉体の自分君は、思考（エゴ）に支配されて、
願い事がかなったら、うまくいったら、財産増えたら、
そこに幸せがあると錯覚しているだけです。
そうやって
思考（エゴ）と繋がることをやめ、
内なる自分＝本質に繋がり、今すでにある幸せに気づいていくと、
幸せという状態が少しづつ引き寄せられてきます。
人は仕事で成功するために生まれてきたのでは無いのです。
究極に幸せになるために生まれてきています。
何かを得た時に幸せを感じるのでは無く、
得ても得なくても幸せという感覚が既にあるのです。
そして副次的な結果としては、不思議なことですが、
仕事の成功でも、富や名誉でも、
自分にとって本当に必要なものは、
必要な分だけ必要なタイミングで手に入ります。
けれどもそれは、あくまで副次的な結果にすぎません。
何かを得ても得なくとも、
幸せを感じる感覚は既にあるのです。
その感覚を取り戻すことが大切であり、
そのためには、エゴとつながるのではなく、
本質とつながっていくことが大切なのです。
つぎは、２つ目の
（２）「自分を変えなさい」という声についてです。
「自分を変えなさい」という思考（エゴ）の声に支配され、
今の自分のこういうところが嫌だから変えようと
試みたとします。
そこで自分をを変えることができなければ、
自己嫌悪になり、思考はさらに
「自分を変えるようにもっと努力しないとだめだよ。幸せになれないよ」と
ささやいてきます。
これは今の自分が嫌だという状態、
変われていない状態が未来に投影されるので、
嫌な自分、変われていない自分が
引き寄せられてきて、苦しい状態が続きます。
そうやって思考に繋がって支配されるのでは無く、
内なる自分＝本質に繋がり、
今の自分で十分OKと思えるようになると、
今が満たされた状態になり、
無理に自分を変えようとする必要がなくなります。
そうすればやがて自然と変わっていくかもしれません。
必要なタイミングがくれば人は変わるのです。
変わらなくてもそれもまた自然な状態。
変わろう変わらずとも、
いずれにせよ、そのときの自分は、
無理に自分を変えようと苦しむ状態にはいないはずです。
最後に、
（３）「ほら、こっちを選んでおけば良かったのに」という思考について。
AとBどちらかを選ぶ時、
悩んでBを選んだ後に、
「やっぱりAを選んでおけばよかったかな」と思う時があります。
ここでも思考が
「ほーらAを選んでおけば良かったのに」とささやきかけます。
そこで後悔し、過去にひきづられてしまいます。
創造主、神・・宇宙・・、呼び方は何でもいいですが、
そういった大いなる力により、
起こることは完璧に決まっていて、
かつ、そこに間違いは無いとしたら、
AとBどちらを選択してもどちらでもOKなのです。
どれを選ぶということも決まっていたのです。
思考を少し脇に追いて、
内なる自分君の声に耳を澄ませると、
内なる自分がそうささやきかけてくれます。
瞑想などを通して思考（エゴ）を冷静に観察してみると、
思考に色や形や大きさなど実態が無いことに気づきます。
なぜなら思考ほど目まぐるしく変化するものはない。
そんな思考に人生を導いてもらってはいけません。
思考を観察する方法、またどうしたら思考が減らせるか。
これも訓練です。
そのうちのひとつとして、瞑想が有効です。
瞑想中に雑念という形で思考がでてきたなと感じた時、
じっと観察してみます。
思考がでてきたら駄目だとか思わないことです。
それをただ観ます。
そうすると思考が段々減ってきたりします。
苦しくてざわざわしていた心が、
静けさ、幸せを感じることができるようになってきます。
冒頭で述べましたが、
人間（肉体の自分）は本来、
「内なる自分」、「本当の自分」と繋がっているはずなのですが、
現実的に肉体の自分は、
普段「思考（エゴ）」につかまり繋がりがちで、
知らず知らずに思考に支配され、
その考えに基づき行動してしましがちです。
ですから、
今の自分が、どちらと繋がっているのかと、
気づくことも大事です。
思考につかまっているなと感じたら、
思考をじっと観てみてください。
思考に実態はありますか？
色は？形は？大きさは？
そんな実態の無い思考に支配されていてよいでしょうか？
思考を減らそうともせず、ただ観る。
そうすると自然に思考が減っていくことを感じることができます。
思考（エゴ）を、どう観ていくのか、どう減らしていくのかなど、
上記を実践していくための場が「問い気づき」と瞑想の会です。
次回は8/20（土曜）
詳細はこちらのページをご参考にしてください。
https://www.jibunnoshinwa.com/?page_id=5331
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