株式会社パーソナルクレド舎

たかがメモ、されどメモ。メモを取ることで本質とつながっていく。

こんにちは冨永のむ子です。

 

オンラインサロンのZOOMミーティング。

 

9月に入ってからか、
目に見えないエネルギーの交流、

という感じのメッセージがじゃんじゃん降りてくるので、
まだ消化不良ながら、そのへんをテーマに
みなさんと話をしていきました。

 

ミーティングの最中、

 

夫が「受け取る力を高める」という観点で

人と話をする時にメモをとりましょう、
とお伝えしたのですが、

 

メモ取り方にもいくつかあるので、

オンラインサロンで整理した内容
この場でも一部シェアします。

・・・

メモをとる習慣をつけよう、とお伝えしましたが、

この場合のメモとは、

学校の授業のように先生(相手)の言っていたことを、
すべて書き写すという内容ではありません。

 

話の重要なポイントをすくい上げる、イメージ。

 

話のポイントをすくい上げる時の注意点は、

自分のフィルター(興味関心や好み)を通さず、
相手の表情や、全体の話の流れなど、
目に見えないけれど、確実に存在する情報を感じ取る力が必要になります。


話している相手の真意は何か。

 

話の中で最も重要なポイントは何か。

どんな着地点に向かっていくのか。

などを意識する。想像する。

 

これが
本質をつかむ練習になります。


本質をつかむことは、
はじめからできるわけではありませんし、

私や夫が完璧にできるわけでもありませんが、

 

意識して取り組むことで、
少しずつ上達します。

 

物事の重要なポイントおさえることが
無意識にしやすくなるし、

 

手段に囚われて目的を見失わうことが減ります。

 

私たちが、少しそれが得意なのは、
リクルート時代に、
経営者から新入社員まで、
何千人もの「働く人」に取材してくる中で、
仕事のやりがいや、その企業の特徴という
本質を言葉にする訓練を積み重ねてきたからかと思います。

 

本質をつかみとりやすくなるためにも、

ぜひ、メモを取る、ことをおすすめします。

 

もちろん友達と話している時に、
メモをとるってうざいし、

紙やペンが手元にいつもあるわけではないので、
それも臨機応変に、ではありますが。

 

なんでもかんでもではなくて、
重要なポイントをメモとろうとすることで、

重要なポイントがつかめるようになっていきますから。

 

その一方で

私たちは自分たちが何かを学ぶ際などには、

できる限りたくさのメモを取っているし、
塾生にもそれをおすすめしています。

これは講座の内容のすべてを吸収する目的で、
メモの種類が全く違います。

 

講座中、ものすごい量のメモをとっているのに、
話しの意味を全く理解できていないというケースも多々見受けられます。

メモすること自体がダメではなく、
これはおそらく、

学校で先生が言っていたことや黒板に書いてあることを
すべて真面目にメモしてきたことによる弊害かもしれません。

(成績がそこそこよかったりする人に多い)

 

ただし、

ひたすらメモしているだけで

そこに考察がなかったり、読み返して咀嚼することをしなければ

理解する、ところにまでつながらなりません。

 

また、余談ですが、
勉強に熱心な方に多いのは、マインドマップなどなど
たくさんのツールを知っていて、それらを使ってメモをとる。

それはそれでとても素晴らしいのだけれど、
それを使うことが目的になっている、
そのツールに踊らされているようなケースも
何度も目にしていて、正直一人や二人ではありません。

 

これも目的と手段が逆転してしまっている。

要するに本質を見失っている結果ですから・・・

 

そういう場合は、
とにかく動かしている手をとめて、
全身を耳にして話を聞く、
ということも必要かもしれません。

 

使われるのではなく、
使いこなす、がいずれにせよ重要。

 

前置きが長くなりましたが、

そうやって見ていくと、
メモの方法目的は三種類。

 

  1. まんべんなく受け取るために、とにかくメモを取る。
    =学校の黒板を書き写す方式)

  2. 今の自分に必要と思うことを記録する。

  3. 話の流れを汲み取り、重要なポイントをつかむ。
    相手に意識を向けて重要そうな部分や、齟齬が無いよう確認が必要な部分を書き留める。

    という感じでしょうか・・・。

 

それぞれ目的は以下の通り。

 

  1. は知識や知恵を吸収する。
    これは、録音や写真でも代用できなくもないけれど、自分の手で書きだすことでまた違う効果も期待できますよね(そこには割愛)


  2. 現時点の自分の中の気づきを明確にする。
    ・さらにそれを掘り下げるために有効な言葉が自分の中にストックすることで気づきが定着する。

  3. 話の流れを読み取る、要点をつかむ→コミュニケーションを円滑にする。
    ・プラスの効果として理解力が増す。

などに分かれると思います。

 

天命の稽古場(オンラインサロン)の定期ミーティングで夫がおすすめしたメモは このうちの3です。

 

これをすることで、抽象の階段を昇り降りできる力をやしなうことにもなります。

それぞれ使いようですが、

「話が読める」ようになるために必要なメモの取りかたは3)です

意識して使い分けてみてくださいね。

ミーティングの中で

言葉にできないものがあるよね、という話になりました。

 

本当に、

目に見えない、想いや感覚、あいまいな概念、

天からの問いかけ・・・

それらのすべてを言葉にし、理解することは不可能。

でも、だからこそ、

わかりたい。本質をつかもう、と
言葉やカタチでとらえようとしていくことで、

少しだけ・・・・宇宙全体にある叡智の、

ほんのわずかでも、わかっていくと、
またもっとさらにわからないことがたくさんあると気づく。

 

宇宙の叡智に比べて、
自分たち人間は、何にもわからないちっぽけな存在だなということを思い知る

無知の知、ってやつですかね。

わかった気にならないで生きていきたいなあと、あらためて思いました。

オンラインサロンメンバーのみなさま、

ありがとうございました!

 

冨永のむ子