神話塾に参加した動機は、一言で表現するなら『不遇感』であったと思います。
家族にも仕事にも恵まれていたのに、自分の心が本当に望む状況や在り方ではなく、
何もかも気に入らないと感じていたので、恵まれている部分にも気付けませんでした。
時間と体力の限界まで頑張っても不遇感が消えなかったのですが、
自分の何かが根本的に間違っているのではないか?
ここで原因がわかるのではないか?と思って参加しました。
神話塾は決して怪しいスピリチュアルやおまじないの類ではありません。
西洋社会でいう能力開発や心理学の要素も入っていますが、
人に頼んでやってもらうのではなく、自分で改善する方法を教え、
ひとりでコツコツと努力をしていくことが大切だと何度も伝えてくれます。
また、方法論を教わるだけではなく、
自分に対する信頼を取り戻すためのツールとして
自らの中から自らの手で引き出したパーソナルクレドやシンボルを得ることもできます。
神話塾でパーソナルクレドとシンボルを手に入れた半年後、
私は、自分でも予想もしなかった流れで法律の勉強を始めることになり、
今年司法書士試験に合格しました。
それまで法律の勉強をしようと思ったことなど一度もなかったのですが、
偶然が重なり勉強を始めてから「この道を行けば良いのだ」と思う理由がいくつも見つかったのです。
目の前にやってきたことを信じてやってみようか、
という気持ちが育っていたから現れた扉を開くことができました。
難関資格の勉強は法律の素人である自分にとって泥の中を這いずり回るようなものでしたが、
一方で「自分が大丈夫なら、大丈夫」という気持ちを持ち続けることができたのはシンボルとパーソナルクレドのおかげです。
それらの助けを借りて泥の中から抜けてみたら、
自分には全くないと思っていた資質が育っていたことに気づいたりもしました。
パーソナルクレドとシンボルは常に自分の味方であり、規範でもあると感じています。
この3年半余り、地味に子育てと受験に向けて法律に向き合う生活でしたが、
最後の半年間は感染症の影響でいつまで勉強を続けられるかと不安になることも多かったです。
そのような時はクレドの一節にある、“迷う心を静め 航路を進む勇気をもたらす”という言葉を思い出していました。
シンボルに関連するお菓子をおやつに食べたり、シンボルから連想される色のインクを使って勉強したり、
精神を良い状態に保つためにはココへ戻ればいい、という物があるのは心強かったです。
S子さんのシンボルは「錨」です。
久しぶりに、パーソナルクレド舎のホームページを開いたら、
こちらの言葉が目に飛び込んできました。
力をぬいて目の前の流れに身を任せてみよう。
頭で考えた計画を手放し、今この瞬間のフィーリングに従って人生の大冒険をはじめよう。
あなたが人生を信頼すれば、
人生はその信頼に必ず応えてくれる
この後に続く言葉も、神話塾を終えてからの4年間で私が体験したことばかりでした。
ホームページに書かれていることは本当かな?と疑っている方には、やってみたら現実になるよ、とお伝えしたいです。
「この講座は参加中だけ楽しんで終わるアトラクションではありません」
「クレドは持っているだけではただのポエムです」
・・・というのむ子さんの言葉を憶えていますが、正しい心持ちで地に足がついた努力をすることを怠っては、せっかくのクレドもシンボルも役には立たないことを実感しています。
塾の中でも、課題を実践している人とそうでない人の間では差ができていきました。
だからこそ、怪しい集まりなのではなく現実的で実践的な訓練の場なんだ、ということが言えると思います。
人としてまっとうに生きていきたいすべての方に自分の神話塾をお勧めしたいです。
聡子さんが法律の勉強をはじめた頃にくださったご感想。
定年退職に向かって、 なんとか人生をやり過ごそうとしているワーキングマザーでしたが。
(自分の神話塾 23期生)