Oct 15, 2021
加藤裕子さん
横浜市在住
大手精密機器メーカー本社部門勤務 一児の母
2018年に父を亡くしました。
父の死を目の当たりにして「人生は今を生きる、自分を生きるほかないんだ」ということを痛烈に感じましたが
具体的にどうしたらよいのかわからず模索する日々が続きました。
自分を生きるといってもそもそも「自分」がよくわからない・・という状態。
このままでは人生最後の日に後悔すると思いました。
そんな時にのむ子さんのブログにたどりつき
「使命は命の使いみち。誰もが生まれてくる前に使命を決めてきている」という考え方に共感し、
ぜひ自分の使命を知りたいと思いました。それこそが自分を生きるということではないかと。
しかしハイヤーセルフと対面する、とかちょっと怪しくないか?という思いもぬぐい切れず、様子見(失礼!)を兼ねて
まずはコラージュリーディングを受講してみることにしました。
そこで出てきた自分の内なる自分の声「面白おかしく生きたい!」が
とても意外でそんな自分に会ってみたいと思ったことと、
なによりのむ子さんはじめ参加者の皆さんが、ある意味普通かつとても真摯な方々で、
その場の空気が自分をさらけだしても大丈夫な場であるということを実感できたので、すぐに自分の神話塾への参加を決めました。
受講後の、一番の変化は
人生に対する焦りが無くなり、
平凡な日々の暮らしに幸せを感じることができるようになったこと。
受講前は、
何か社会的に意義のあることを成さねばならない、
打ち込める何か(仕事)に出会って熱く生きたいと思っていました。
そういう熱い生き方こそが「今を生きる、自分を生きる」ことだと思い込んでいたのです。
十分手に入れている今ある幸せよりも、
不完全燃焼なモヤモヤ感に心を奪われがちでした。
だからこそ神話塾に参加して「自分の使命」を知りたいと思ったのです。
使命=熱くなれる仕事と思っていたんですね。
ところが講座1日目にしてガラッと変わりました。
「自分の在り方でただ在れるようになりたい」と願うようになったのです。
誰でもない自分の在り方で幸せを感じて生きていればいい。
それこそが「今を生きる、自分を生きる」ということ、
そんな毎日の積み重ねが人生を全うするということなんだと肚落ちし焦りがなくなりました。
仕事に関しての変化は、これまでの取り組みが実を結ぶ形で
より視野の広い仕事ができる部署に異動になりました。
今までとは違う筋肉を使う感覚で苦労もありますが
上司メンバーにも恵まれ思い切り仕事ができています。
仕事のプレッシャーに負けそうになるときは
パーソナルクレドを読むと「大丈夫。なんとかなる」と
落ち着いて取り組むことができます。
また、念願の在宅勤務も柔軟に実施でき
家事育児とのバランスもとりやすくなりました。
「暮らしのなかに仕事と生活が融合している状態」を経験し
そこから多くの学びもありました。
以前の部署では職種柄在宅勤務の徹底が難しい状況でしたので
絶妙のタイミングで異動でき天の図らいに感謝しています。
人間関係についての変化もありました。
自分の思うようにならないとよく怒っていました。
自分にも他者にも「こうでなくてはならない」
「こうあるべき」という自分の価値観を押しつけジャッジしていました。
夫は面白いほど私と異なるタイプなので特にイライラさせられていました。
そう「させられている」。
私をイライラさせるあなたが悪い、とこれまた腹が立つという悪循環でした。
ところが驚くことに私のパーソナルクレド(使命)は「家族と共に楽しむ」が一番のメッセージなのです。
ほのぼのとした明るい楽観的なクレドで自分の魂がそう決めてきているとはとても意外でしたが、
神話塾をとおして自分にとって家族の存在がいかに大切で欠かせないものであるか気づかれました。
自分ひとりじゃ幸せになれないということに。家族ひとりひとりがありのままでいられてほっとする場。
何より自分がほっとできる場。家庭がそういう場であるようにまずは自分の心が平穏であること、
日々家族に丁寧に心を向けることから取り組んでいます。
とても地味ですが私には難しいことです。いまも感情に任せて反応してしまうことがあり自分にガッカリする日もあります。
でもそれをもジャッジせずにただ見つめる。反応ではなく自分にとって心地よい選択ができるように心がける。
私にとって家族は原点です。ここからすべてが始まると思っています。
パーソナルクレドは、スマホに言葉を録音し通勤時など毎日聞いています。
自分にとってはお守りのようです。
調子がいいときには今ある幸せに目を向けさせてくれ感謝の気持ちが沸きますし、
落ち気味なときには大丈夫大丈夫と安心できます。落ち気味なときは自然と聞く回数が増えています。
何かを決めるときにはシンボルに相応しいかという点も判断基準としています。
自分の神話塾を誰かにすすめるとしたら、
人を育てる立場の人やリーダーの方、子育て中の方に、自分の神話塾をお勧めしたいです。
自身が自分の神話を生き幸せであると同時に他者の神話を尊重し多様性を受容することで
周囲にもいい影響を及ぼすことができると思います。
「目の前に起きていることはすべて天の図らい、自分の神話を生きていくために必要なこと。すべてはよきに図らわれている」、そう信じられるようになってきました。
私は元来心配性なのですがそう思えることで安心感をもつことができています。
将来に不安を覚えたり余計な心配をして自力であくせくすることにエネルギーを費やすことがなくなり、
そのエネルギーを毎日の暮らしを家族と共に楽しむこと、
今目の前にあることに振り向けることで「今を生きる」が以前よりもできるようになりました。
こうして振り返ってみるとうまくできたりできなかったりを繰り返しながらも私は毎日「今を生きる、自分を生きる」を実践しているんだなと気づきました。
自分の神話塾に参加してよかった、人生最後の日に後悔することはなさそうです(笑)