あなたが大切にしようとすれば、それらはあなたを大切にする。
本来の存在価値を発揮するようになる。
あなたは今のあなたでできることをすればいい。
あなたにできることはそれだから、
それが、あなたにしかできないことで、
あなたのお役目を生きることだから。
お役目を生きるとは、自分そのものを差し出すということ。
あなたが持っているものをただ大切に使うだけ。
それらを品定めしたり、他人のものとすり替えようとせず、
天があなただけにくれた最高のギフトとして大切に扱いながら、
目の前を大切に生きるだけ。
ただそれだけ。
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こんにちは冨永のむ子です。
人生の目的を果たしたい、生まれ持った使命(お役目でもミッションでも)を生きたい、
そう願う方の多くが、それを特別視するあまりそこから遠ざかってしまっています。
特別な能力や技術を持つ必要があるとか、
あるいは「自分はこれだ!」みたいなバシッとはまるものにある日巡り合えたらそうなれるんだとか。
そして、そういう技術や出会いを求めて彷徨うことに時間を使う。
それではこの地上での限られた滞在時間がもったいないのです。
もちろんそういう技術や能力や特殊な出会いによって使命を果たす人もいます。
でもそれはほんの一握りどころかひとつまみのレアケース。
一方ですべての人に生まれ持った使命はあるのです。
使命は命の使いみち、命がない人は、この場にはいないのだから・・。
そして使命とは自分の持っているものを全部使って果たしていくものです。
だから、自分の持ち物をすべて大切にしてはじめてそれが実現するのです。
持ち物全部というのは、長所や魅力や強みだけではないということ。
というか、どの部分もすべてがあなたなのだから、
長所や、成功体験ばっかりにフォーカスしても、
それはあなたのごくごく一部にすぎないし、
そこばかりアピールしているうちは、あなたはあなたを生きられない。
だからあなたにしか果たせない使命があなたを猛烈に探しているのに、
あなたを見つけることができない。
あなたがすべきことは、使命に見つけてもらえるあなたであること。
そして、見つけてもらえるあなたとは、
今のまんまで「行かせていただきます」と自分を差し出せるあなた。
自分は自分、それ以上でもそれ以下でもないという事実に降参したあなたです。
自分の中にいるあらゆる自分と、
そして生きて来た中でしてきたあらゆる経験。
そのすべてを大切にしたら、
自然にあなたはあなたとして世界のお役に立てるのです。
自分の神話塾で、自分自身やこれまでの経験を棚卸していくと
「やっぱりそこに戻るんだ」みたいな着地点になることがあります。
その場合の「戻る」という言葉は、
「はいもう一度一からやり直し」という、すごろく的な残念な状態ではなく、
強みも、弱みも、成功も挫折の体験も、
それらすべてがぎっしり詰まった新しい自分でスタート地点に立ったよ。みたいな感じ。
「自分は愛されていた」「すべてはうまくいっていたんですね」
「やっぱりこれでよかったんだ!」・・・、みたいな。
不思議なことに、そこの地点に立つと、
これまで必死で追い求めても手に入らなかった新しい展開が
自然に当たり前に目の前にやってきたりします(必要だったらですが)
「自分はダメだ!」(だから何とかしなきゃ、何かを身につけなきゃ)と
いう意識でいると、そのオーダー通りの現実・・
つまり「自分はダメだ」という状態のまま。
でも、「この自分で行かせていただきます」という意識でいれば、
そのオーダーが通る。
だから「はいどうぞ」という展開がやってくるのです。
世界はとてもシンプルです。
あなたは既に本当にたくさんのものを持っているの。
すべてはありがたいギフト。
あなたが優劣をつけることをやめさえすれば・・・。
必死で手にした勲章のようなもの、苦しみから得たもの、大切に愛しているもの、
自分の中の嫌いな自分、誇れる部分、
自分はわかってないけれど人からほめられる部分・・・。
あさましい自分、卑劣な自分、そして輝かしい自分・・・。
自分という存在にまつわるあらゆるもののジャッジを今すぐやめて万歳してみて!
そしたら統合していく・・
すべてが一つに溶け合い、無というか・・・透明な状態になるの。
全ての色が重なったら透明になるでしょ?